だめだった日

 

4月27日は、転勤になった方が久しぶりに会社へ顔を出しにきた。

私はその方とは何度か話したことがあって、「あっ、○○さん」と小声で言い、盛り上がっている輪の少し後ろでニコニコと立っていた。

立っていたのだけれど、その方とは一瞬も目が合わない。しばらくニコニコしたあと、それとなく離れ、近くにある自分のデスクへ戻った。

たまに聞こえてくる話に顔を向けてニコニコしたり、「そうなんですね」と相槌をうってみるも、最後まで目が合わないままだった。

自分から話しかけるべきだったのだろうか。あの盛り上がってる輪に割り込むように?

割り込んだあとにしーんとしてしまう空間が目に浮かぶし、割り込んだと思われないような完璧なタイミングで話しかけることも、私には難しかった。

 

目が合わなかったのは考えれば考えるほどそりゃそうだよなと思ってしまう。

私が飲み会の場が苦手なのだということを知ってくれていることに甘えて、その方の送別会にも行かなかった。

食べているところを見られることが苦手、人ともあまり関わりたくないと一緒に話していたその方は、苦手だから無理ですと完全に拒否をする私とは違って、自分に無理のない範囲で飲み会に参加し、大きな声をだして職場の人とコミュニケーションをとっていた。そして色んな人から愛されていた。

 

やっぱり私はどこへいってもだめなままだな、と思う。変えようとしない、変われないのであれば、自分にとって少しでも楽なところへといけたらいいなぁ。

都合のいい存在

 

4月24日は仕事だった。

なんだか毎日つかれてしまう。

1週間で想像と違ったと退職をした新人さんがいて、あらまあ大変だ、と思っていたら、その部署に応援へ行ってくれないかと頼まれた。

 

応援には行きたくない、出張も行きたくない、有給はしっかり消化して連休にしたい、という人がいて、その人の分も出張に行き、その人の分も応援に行き、その人の有給の分の応援に行き、

 

私って都合のいい存在なんだなぁと思う。

私だって応援も出張もいやだ、自分の仕事だってたんまりとある、有給だって使いたい。

結局言えたもん勝ちというか、声の大きい人や主張ができるひとが得する世の中なのかなぁと思ってしまう。

部長には感謝されるけどそんなの一瞬だし、同じようになんでも引き受ける人の山にうもれてゆくだけで、自分は自分が大切にしてあげないといけないのに、いつもいい顔をしてしまうな。断る勇気がないだけなんだけど。そして自分で自分の首を絞める。そんなままならない毎日。

お菓子の過食

 

4月23日は、家の掃除をして映画を見て、再熱しているどうぶつの森の島クリエイトをするなどして過ごした。

お休みの日の前日にお菓子やカップラーメンを買い込み、少しずつ食べようなんて思いつつ1日で食べ切ってしまうことがよくあるのだけれど、今日も朝からスナック菓子2袋とグミ2袋を食べ、お昼にカップラーメン、夕方には家にあったクッキーを10枚ほど食べてしまった。過食。

身長があるからそこまで太っているように見えない、と信じて、痩せなきゃなぁと思うだけの数年間を過ごしてきた。

服を選ぶ基準が少しでも痩せてみえそうなものになり、電車の窓にうつった自分の横幅に驚き、手持ちのほとんどのスカートのチャックが上までしめられなくなり、あ、悠長なことを言っている場合ではないのだな、とようやく焦りを覚えた。少しずつでもがんばっていこう。目標はマイナス10キロ。

人身事故があった朝

 

4月22日は、朝から人身事故が発生したというアナウンスが流れていた。

人身事故が発生したのはいつも使っている路線ではなかったものの、人身事故の影響からか少し遅延をしていた。

いつもは人身事故のあった路線を利用しているのだろうか、キョロキョロと電光掲示板に目をやり、駅員に声をかけ、慌てて階段を登って反対側のホームへと急ぐ人たちが複数いた。

ホームではスーツを着たひとたちがスマートフォンを耳に当て「総務部の松本さんいますか」「人身事故で電車が動いていなくて」「いまようやく着きました」と話していた。かくいう私も「人身事故の影響で電車が遅延していて数分遅れてしまいそうです」と電話をかけた。

職場の最寄り駅のスターバックスは、いつもよりたくさんの人がいた。電車が動くまで諦めてなのか喜んでなのかゆっくりすることを選んだ人。選ぶ他なかった人。慌ててパソコンを立ち上げ仕事をしている人。

 

イレギュラーな風景は、なんだか少し心がザワザワする。

吉祥寺

 

4月21日は夫と吉祥寺へ。

夫親族、私の両親、結婚祝いをくださった夫の職場の方たちへのお菓子を買った。

お昼は洋食レストランでとり、人混みが大の苦手なので早々と帰宅。

 

夕方、私の両親が旅行のお土産を届けにきてくれた。近くに住んでいるのだけれど会うのは1ヶ月以上ぶり。二人が元気そうでとても嬉しい。早くまた実家に帰りたい。

諸々の理由で友達がいなくて、諸々の理由で自分のことを好きになれない私にとって、大好きだと伝えてくれて、大切に、必要としてくれる家族と夫の存在は、本当に本当に宝物。かけがえのない大切なもの。

家族と夫がいてくれるから今まで生き延びることができて、これから先も生きていこうと思えている。

 

夜ご飯はマクドナルド。宅配してもらった。

怠惰だねぇと夫が言う。週末は特にこんなことばかりしている。でも、明日からまた平日が待ち構えているのだから仕方がない。きっと。

 

損得勘定

 

4月20日は仕事だった。

溜め込んでいる仕事を少しずつ減らしているときに、同僚が他の人の仕事を手伝っていることに気がついた。

同僚だって自分の月末までの仕事が終わっていないはずなのに。もしかして他の人の仕事だってことに気づいていないのか。

「それは○○さんの仕事ではないですか?同僚さんもお仕事終わってないだろうし…」

と聞いてみると

「でも○○さん忙しそうだし、出来る人がやればいいんじゃないですか」

とあっけらかんと言われた。良い子。とても良い子。

 

私は損得勘定で動くタイプ。同僚のように自分以外の仕事まで手伝ってくれるような人だと、私も仕事を出来るかぎり手伝う。

話に出た○○さんのように、自分の仕事以外は一切やらないどころか他人に押し付けがち、そんな人の仕事はこっちだって手伝わないという態度をとってしまう。

 

出来る人がやればいい。

私にはまぶしい言葉。

損得勘定なしに動けるのはいつなんだろう、性格によるものだから中々変わらないのだろうか、いや、少しずつ行動するべきなんだろうなぁ。なんて思いながら、仕事後家に帰り夫が作ってくれたご飯を食べ、すぐにこたつで熟睡。いつものこと。

久しぶりの美容院

 

419日午前は美容院の予約があり、とても憂鬱だった。

昔から美容院がとても苦手で、最近は頻度を減らしたい一心で髪をのばしている。でも久しぶりだとそれはそれで美容師さんに何か言われるかも、とか、ぐちゃぐちゃな髪で行くのは恥ずかしいな、なんて考えてしまうので難儀。

 

朝は余裕を持って起きたのにお布団へもどってしまい、結局バタバタ準備をした。くどうれいんさんの本をお供に持っていこうとブックカバーをかけて用意をしていたのに、どこへ置いたのかすっかり忘れてしまった。

電車の時間が迫ってきていて、きっとカバンのどこかに入っていると信じて外出。結果、入っていなかった。かなしい。

 

予約をした美容院の担当の方に切ってもらうのは4回目になる。

そこの美容院は美容師さんが女性しかおらず、様々な年齢の方がいるので今まで行った美容院の中では1.2を争うくらい居心地がいい。

 

髪の量をとり、前髪を切り、以前染めた茶色くなった部分を黒く染めてもらう。

営業トークを断ることができず、お高いトリートメントをしてもらう。

 

すっきりした後は電車に乗り、夫の職場の最寄駅へ。本屋をのぞき、喫茶店ロイヤルミルクティを飲みながら夫の終業時間を待った。

その後合流し、夫が好きな美術家の展示を一緒に見て、夜ご飯とケーキまで食べて帰宅。

 

帰宅してすぐに探したくどうれいんさんの本は、洗濯機の上においてあった。