4月27日は、転勤になった方が久しぶりに会社へ顔を出しにきた。
私はその方とは何度か話したことがあって、「あっ、○○さん」と小声で言い、盛り上がっている輪の少し後ろでニコニコと立っていた。
立っていたのだけれど、その方とは一瞬も目が合わない。しばらくニコニコしたあと、それとなく離れ、近くにある自分のデスクへ戻った。
たまに聞こえてくる話に顔を向けてニコニコしたり、「そうなんですね」と相槌をうってみるも、最後まで目が合わないままだった。
自分から話しかけるべきだったのだろうか。あの盛り上がってる輪に割り込むように?
割り込んだあとにしーんとしてしまう空間が目に浮かぶし、割り込んだと思われないような完璧なタイミングで話しかけることも、私には難しかった。
目が合わなかったのは考えれば考えるほどそりゃそうだよなと思ってしまう。
私が飲み会の場が苦手なのだということを知ってくれていることに甘えて、その方の送別会にも行かなかった。
食べているところを見られることが苦手、人ともあまり関わりたくないと一緒に話していたその方は、苦手だから無理ですと完全に拒否をする私とは違って、自分に無理のない範囲で飲み会に参加し、大きな声をだして職場の人とコミュニケーションをとっていた。そして色んな人から愛されていた。
やっぱり私はどこへいってもだめなままだな、と思う。変えようとしない、変われないのであれば、自分にとって少しでも楽なところへといけたらいいなぁ。